このたび安芸郡坂町小屋浦で施工していた天地川支川砂防堰堤(本提部)工事が完成しました。
坂町小屋浦地区では、平成30年7月豪雨災害により大規模な土砂災害が発生しました。
災害を防止し、地域の安全安心を守る復興工事に取り組むことは地元企業として重要な社会的使命です。
完成した堰堤は、堤体の長さが110m、高さが24.5mと大型の砂防堰堤で、2万㎥の土砂を食い止めることができます。
こうした復興事業によって、安心して暮らせる日常が戻るとともに、さらなる地域の発展に結びつくことを願っています。
工事名 | その他河川 天地川支川1 災害関連緊急砂防工事 |
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工事期間 | 令和元年11月7日~令和3年3月26日 |
発注者 | 広島県西部建設事務所 |
工事場所 | 安芸郡坂町小屋浦4丁目地内 |
位置図 | |
工事概要 | ・砂防土工(掘削工)・鋼製堰堤本体工(堰堤本体工)・道路付属物施設工 ・仮設工(工事用道路、付替え道路) |
状況写真(完成時)
工事の特徴
複数のベルトコンベアを連結した環境にやさしい工法を採用しました
本工事の特徴は、砂防堰堤の内部材の一部に現地発生土砂を利用したことと、堤体内までの搬送にベルトコンベアを活用したことです。
現地で掘削した土砂を再利用することで搬出土砂は減少し、ベルトコンベアで堰堤内部まで直接搬送することでダンプ等、重機の往来も減少しました。
これによりCO₂排出抑制による環境負荷の低減や、全体作業効率の向上に繫がりました。
工事の進捗
作業進捗率 20% 外壁の積み上げ作業は、砂防の本提部分から | |
作業進捗率 80% 中央水通しまで完成しました。 | |
作業進捗率 100% 砂防堰堤の完成です。 |