安芸バイパスの現場でICT活用工事の現場見学会を実施しました。
当社では、現場における生産性向上を目的として、ICT技術を活用した機械化施工を積極的に行っています。
この度、建設現場の最新技術に触れながら、建設業の魅力を少しでも理解してもらう為、本年1月と5月の2回に亘り、
広島大学の留学生や大学生を対象として、広島国道事務所の皆様とともにICT活用工事についての現場見学会を実施しました。
建設業の未来を担う若者達が時代に応じた技術を駆使して、いつの日か国内外の現場で活躍してくれることを期待しています。
工事名 | 安芸バイパス上大山地区第2改良工事 |
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工事期間 | 平成30年 3月 30日 ~ 令和1年 7月 31日 |
発注者 | 国土交通省 中国地方整備局 広島国道事務所 |
工事場所 | 広島市 安芸区 上瀬野地区内 |
工事概要 | 掘削工(ICT) 盛土工(ICT) 法面整形工(ICT) 石・ブロック積(張)工 カルバート工 舗装工 排水構造物工 |
現場見学会の実施
工事進捗状況
当現場におけるICT活用工事の概要
ICT活用工事とは
ICT(Information Communication Technology)
無線LAN、インターネット、パソコンなど情報通信技術の総称
ICT建設機械を活用し、3次元設計データを基に施工します。
①レーザースキャナーを用いた3次元起工測量と設計データ作成
現地の地形をレーザースキャナーで測量し3次元設計データ化します。
レーザースキャナーに | 現地測量図に |
②3次元設計データに基づいたICT建設機械による施工
ブルドーザーによる敷きならし
ブルドーザーの先端にある排土板の位置情報をリアルタイムに把握し、盛土の高さをマシンコントロールによって
自動制御しながら搬入した土砂を平らに敷きならします。
ブルドーザー 自動制御装置を設置し | ブルドーザーの運転席 ブルドーザーの運転席に |
バックホーによる法面整形
バックホーのアームの先端についているバケットの位置情報をリアルタイムに把握し、法面整形の位置・形状をマシンコントロールによって自動制御しながら掘削・法面整形を行います。
自動制御装置を設置した | バックホー運転席に |
タイヤローラーによる転圧
工事着手前に転圧回数を設定し、タイヤローラーの位置情報をリアルタイムに把握し、転圧場所・回数を確認しながら
転圧管理を行います。
位置情報を把握した | モニター画面の転圧場所が |
③レーザースキャナーを用いた出来高管理
レーザースキャナーにより、出来形断面を測定し、設計断面と対比しながら管理を行います。
現場見学会の様子
ICT技術の活用など建設業の技術革新は日々進んでいます。
これからもより多くの若者達に、建設業の新しい姿に触れる機会を増やしていきたいと考えています。
魅力ある建設業にぜひ進んできてください!