若くても責任ある現場を任され成長。
苦労の先の笑顔を見るために
河本最近手掛けた現場の中でも特に印象深いのは、天地川支川での砂防工事ですね。現場が私の地元だったため、発注者からの相談や、地主との交渉なども有利に働き、良好な関係が築けたのが良かったと思います。
久保広島県に根付いた会社だけに、地元に貢献できるのは鴻治組で働く魅力ですよね。
河本そうですね。私自身、西日本豪雨の被災者の一人ですし、自宅も全壊に近い被害を受けました。災害に遭われた方の気持ちが痛いほどよくわかる立場だからこそ、一刻も早く砂防堰堤を仕上げたい。何とか地元の人たちの期待に応えたいという思いで取り組んでいましたね。
久保私にとって印象深いのは総頭川の砂防堰堤工事です。平成30年7月に発生した西日本豪雨の災害復旧工事として、総頭川と大判川の砂防堰堤を作る案件でしたが、砂防堰堤が完成した後、地元町内会から感謝状をいただけたのがとてもうれしかったです。
田邉地元の方に喜んでいただけると何より達成感がありますよね。
久保本当にそうですね。忙しい業務の中でも無事故無災害で完成させ、工事成績点も高得点を獲得することができた。自分の成長も実感できたプロジェクトでした。
田邉私は入社して初めて砂防堰堤の作業所長を務めた天地川支川の砂防工事が思い出深いです。堰堤の長さ110m、最大高低差24.3mというスケールの大きな砂防堰堤を担当することができました。
河本あの現場は確かに大きかった。勉強になったことも多かったのでは?
田邉そうですね。砂防堰堤の作業所長の経験がなかったため、先輩たちにアドバイスをもらいながら工事を進め、結果的に優良建設工事等表彰をいただくことができました。若いうちからさまざまな現場を経験して成長できる。これも鴻治組ならではの大きな魅力の一つだと思いますね。